2009年10月1日、北海道渡島管区内森町の水産加工会社の中国人女性実習生・宋方さんが殺害された。森警察署捜査本部は同月21日、同町沙野の水産加工会社中国人実習生・鄭軍を逮捕した。
警察によると、鄭容疑者は、2009年10月1日午後7時ごろ、同町多沙原野西4丁目にある町営「清爽公園」内で、宋方さんの遺体を土の中に埋めたという。鄭容疑者は取り調べを受けた際、警察に自分が殺したことを認め、宋方さんとの間に金銭上のトラブルがあったと話した。
2009年4月18日、栃木県那須塩原市「柳井牧場」内のため池で死体が見つかった。警察は「出入国管理及び難民認定法(入国難民法)」違反容疑で逮捕した中国籍の付佳男(25)を殺人、死体遺棄などの容疑で再逮捕した。
付容疑者は2002年10月13日、研修生ビザで日本に留学、2004年1月にビザの滞留期限が切れた後も、不法滞在を続けていた。2006年8月から2010年11月まで柳井牧場でアルバイトしていたが、突然行方をくらませた。失踪後、付容疑者は千葉県で戴根泉が営業するマッサージでアルバイトを始めた。付容疑者は今回、広島市にある彼の友人宅で逮捕された。金銭上のトラブルが原因で、付容疑者は戴根泉さんを殺害した。殺害後、遺体を千葉から柳井牧場に運び、ため池に投げ捨てた。そして広島の友人のもとへ身を寄せ、マッサージの仕事についていた。
2001年に日本で殺害された中国人の数は14人に上り、過去最高を記録した。犯人の多くが同じ中国人というのは、恐るべき事実だ。殺人事件は、金銭上のトラブルが原因で、感情的な衝突が起こり、衝動的に相手を殺してしまう、というケースが非常に多い。
「人民網日本語版」2011年11月28日