▽家柄や身分が今でも重要な要素
中国には結婚相手を見つける際「家柄や身分がつり合っていること」を重視する伝統的な文化があるため、配偶者選びは非常に重要なこととされている。1949年に新中国が成立して以来、結婚の自由が認められるようになり上記のような結婚に対する伝統的な見方はマイナスイメージを帯びるようになった。にもかかわらず、今回の調査の「どんな結婚観を支持するか」との質問に、「家柄や身分がつり合っていること」という回答と「愛情第一」が同じ割合だった。
調査員は「経済面などのストレスが高まっている現実の生活に向かい合った際、多くの人は、結婚が自分の生活にプラスになるようにしたいと考え、多くの回答者、特に女性が『家柄や身分がつり合っていること』という伝統的な結婚観を支持しているのだろう。回答者の中には離婚の理由として『家柄や身分がつり合っていなかった』と答えた人までいた」と指摘。