若年化する中国人留学生 心理ケアが急務

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タグ: 若年化 中国人 留学生 心理ケア

発信時間: 2011-12-15 10:28:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

中国で「90後」と呼ばれている90年代生まれの若者は、80年代生まれの若者と比べて、生活条件がさらに向上し、整った生活環境で育ったことに加え、中国では一人っ子政策実施されているため、一人っ子が圧倒的に多い。つまり、2人の親と4人のおじいちゃん、おばあちゃんが一人の子供をかわいがるという構図のなかで育った世代なのだ。そのため、海外で生活を始め、学習とアルバイトを両立させるという複雑な環境の中で、自分の欠点に気付き、すぐに調整して周囲の環境に適応して、心身共に大人へと成長していく留学生もいるものの、「大人になれない」という留学生が多いのも事実だ。彼らは、学習やアルバイトで思い通りにいかないことがあると、大きなストレスを抱えるようになり、自分は適応できないと感じて、すぐに社会や国内の両親に八つ当たりするようになる。近年、留学生が自らを傷つけたり、社会に危害を加えたり、帰国後両親を脅したりする事件が多発し、その背景に精神面での未熟さや、ゆがんだ人格が存在している。

年齢的にみれば、今の中国の留学生は基本的に1980年代に海外へ留学していた世代の子供たちという計算になる。海外で生活を始める時点の心理的な成長という点で、この2つの世代を決して同じ土俵で考えることはできない。円熟した人格を兼ね備えて留学した1980年代の留学生と比べて、今の子供たちは飛ぶ練習を始めたばかりの巣立ち前のタカのようなもので、雨風を経験したこともない。しかし、彼らを成長させるための国内にいる両親の模範や諭しが海外の子供のもとに届くことは難しく、その点海外の中国人留学生組織や留学生の先輩の助けは大きな力となる。

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