女性は妊娠すると、日常生活で受ける電磁波が多すぎることを配慮し、電磁波防護服を着用するのが一般的だ。各種電磁波防護服が市場に大量に出回り、消費量は上昇の一途をたどっている。特に都市部では、妊婦のほぼ全員が電磁波防護服を着用する。しかし、この防護服は本当に電磁波を防ぐ効果があるのだろうか?実は、電磁波防護服によって逆に電磁波強度が増幅される場合もあることが判明した。CCTV(中国中央電視台)の報道を引用して新京報が伝えた。
▽単一方向の電磁波放射は遮蔽可能
市場に現在出回っている電磁波防護服のほとんどは、金属繊維と銀繊維という2種類の材質でできている。販売者は、金属繊維の電磁波遮蔽率は99.99%、銀繊維は99.9999%と、商品の性能をアピールしている。
中国科学院お墨付きの国内トップレベルの電子検測実験室で、金属繊維の電磁波遮蔽率に関する測定された。測定技師の陳峰氏は、測定機器を点検・調整した後、電磁波発射地点と終着地点の間を防護服で遮った。測定の結果、電磁波遮蔽率は90%だった。