日本で「街コン」がブームに

日本で「街コン」がブームに。 「街コン」とは、商店街を飲み歩きながら、相席となった異性と新たな出会いの場を楽しむ大型コンパイベントのことである…

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発信時間: 2012-02-14 11:07:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

寒風の吹く東京で数百人の若者が列を作っていた。若者たちは新発売の電化製品を買うためではなく、最近流行りの「街コン」に参加するために並んでいた。

「街コン」とは 

「街コン」とは、商店街を飲み歩きながら、相席となった異性と新たな出会いの場を楽しむ大型コンパイベントのことである。男性の参加費は6500円、女性は男性の半額で参加できる。 

参加者はまずレストランに集合し、男女が向かい合って座る。初めの1時間は食事とおしゃべりの時間だ。それが終わると、参加者はリストバンドなどの目印を着けて、協賛の飲食店に出入りし、同席した異性との会話を楽しむ。気が合った男女は自分たちの好きな飲食店を回りデートをする。相手が見つからない人も飲食店を転々とし、リストバンドを付けた異性を見つけて会話する。 

今回取材した「街コン」の主催者である原友子さんは、「たくさんの飲食店に協力してもらうことが重要。数百人の参加者を集めるだけであれば、大きな会場を一つおさえれば良いが、それでは参加者は満足できない。街全体を使って、様々な店を楽しめるのが魅力だ」と話した。

リラックスした雰囲気で 

東京・目黒のあるバーでは、数十人の男女が「街コン」に参加していた。次の店に移る前に、メールアドレスと電話番号を交換する人もいた。 

龍谷さんは現在23才、埼玉県の会社に勤めている。今回はわざわざ東京にきて「街コン」に参加した。龍谷さんは、「会社は女性が少ないので、「街コン」でよい相手を見つけたい」と話した。 

今年1月は全国14か所で街コンが開かれた。2月は50か所で開催される予定だという。 

「街コン」で良いパートナーに出会えるかは具体的な統計がないので分からない。恋愛専門家、田中順子さんは、「このような活動に高望みしないことが大切だ」と説く。田中さんは、「彼氏や彼女を見つけるためだけに参加する人は、最終的にがっかりすることが多い。そうではなく、友達を作ろうというような気持ちで参加することが大切だ」と話した。

成果も多く

「街コン」の利点は、参加者、主催者、飲食店など関わる全ての人が利益を得られることだろう。「街コン」のコンサルタントを務めるIT会社の経営者、多木さんは、「現在各地で行われている婚活パーティより、『街コン』のようが安全で、気楽に参加できる」と話した。また、「街コン」には経済を活性化させる効果もある。 

小針さんは東京でバーを経営している。今年1月、小針さんは「街コン」に会場を提供した。小針さんは、「利益は出ないが、宣伝効果は期待できる」と話した。 

小針さんは、「『街コン』には感謝している。このようなイベントがなければ、遠くに住む若者がこの店に来ることもないから。これからも喜んで『街コン』に協力していきたい」と話した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月14日

 

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