中国最大の祭典「春節」(旧正月、今年は1月23日)前後に起きる帰省ラッシュ「春運」が16日に終わり、今年の延べ旅客数は過去最高の31億5800万人を記録した。昨年よりも2億人以上増加し、鉄道利用者だけを見ても延べ2億2千万人と、1日平均延べ550万人が利用した計算になる。
利用者が最も多かったのはやはり、長距離バスなどの公共バス。今年、公共バスは水路と合わせて延べ約28億9千万人が利用し、鉄道利用者の13倍以上を数えた。
一方の鉄道では今年から、チケットのネット販売や電話予約も始まり、北京では1月1から実名の書かれたチケットと身分証明書で本人確認をしてから駅に入構する制度も実施された。利用者数だけを見れば、公共バスの10分の1以下だが、鉄道もやはり大混雑。供給が需要に追い付かず、例年のごとくチケット争奪戦が繰り広げられた。
「人民網日本語版」2012年2月17日