中国で今年の夏は「日本風」の女性服が大ブームになりそうだ。熱い夏を目前に控え、各百貨店や女性服専門店は、オシャレなアパレル商品が販売のピークを迎えている。湖北省のニュースサイト「荊楚新聞網」が報じた。
湖北省武漢市区にあるデパートや女性服専門店に行ってみると、「日本風」のアパレル商品であふれていた。一方、武漢国際広場や群光広場では、流行の最先端を走る中国のアパレルメーカー「E-WORLD」や日本の女性ファッション月刊誌「vivi」で頻繁に紹介され若い女性に大人気の「snidel」などのブランドが「日本風」ブームの火付け役だ。これらの場所では、少しおとなしい感じのTシャツやズボン、シマ模様のカットソー、夏らしいマルベリーシルク製品、カラフルなビーチサンダル、パンツドレス、ニット帽などの商品が実にオシャレで人目を引いている。
「E-WORLD」の担当者によると、今年は「日本風」」の春夏シリーズ商品を売りにしたブランドが特に多く、服だけでなくアクセサリーなども品揃えが豊富。武漢市内にある多くの百貨店の女性販売員たちも、「今流行りの『日本風』の服は売れ行き好調」と声をそろえ、「カッコよさの中にかわいさがあり、優雅でロマンチックな女性を演じることができる。オシャレである以外に、着心地もいい。特に足が長く見えるようにデザインされているジーンズは最高」と絶賛。
一方、女性服ブランドの責任者や販売店の社長らも取材に対して、「今年の夏は『日本風』が大ブームになるだろう。Tシャツやパンツなどの主要な商品以外に、ニット帽やネックレスなど、少し雰囲気を変えてくれるアクセサリーの売れ行きも好調」と声を弾ませる。
「日本風」の服の主なターゲットは流行に特に敏感な20‐30歳の若いOLで、目的を持ってショッピングに出かけるため、基本的に販売員が一緒にチョイスしたりアドバイスしたりしなくても、自ら進んでお目当ての「日本風」商品を購入していくという。
「人民網日本語版」2012年4月24日