南開大学(天津市)は、留学生を対象として、全ての授業を英語で行う課程を来学期から開設する。中国語能力がゼロの外国人学生も、同校で学位を取得することが可能となった。人民日報が伝えた。
全ての授業を英語で行う課程は、主に外国人留学生を対象とし、定員枠は設けられておらず、申し込むだけで授業を受講できる。同校とパートナーシップ協定を取り交わしている海外の提携大学から来ている学生は、履修表にある授業を選択・受講し、取得した単位を母国の大学に移行可能だ。英語による授業は、中国社会・文化・政治・経済など多くの分野に及び、各学院(専攻学部)の魅力ある授業と関連、全校で20人以上のベテラン教員が各授業を担当する。
南開大学の留学生の中で、日本人・中国人学生が占める割合がここ数年上昇している。多くの選考科目で英語による授業が実施されると、欧米からも多くの留学生を誘致できる見通し。
「人民網日本語版」2012年4月27日