▽心理学専門家:子供を着飾って、見せびらかしたいだけ
子供服の「大人化」現象について、南京柳笛心理的カウンセリングの児童心理学専門家・李佳臻氏は、「子供はこれらのファッションが意味する真の意味を理解できていない。子供服の大人化が心身の発育に影響を及ぼすことは間違いない」と語る。
ミニスカート、胸元が開いた服、きらきら光る装飾品が、従来のワンピースに取って代わられたことで、子供たちの間で間違ったジェンダーアイデンティティ、価値観が形成される可能性もある。表面的なものを重視しやすくなり、ここから他人と比べたがる心理も生まれる。
他の心理学者は「子供はもともと、好きな洋服を認識する能力を持っている。子供は往々にして色のはっきりした服、キラキラした服、アニメのキャラクターのついた服が好きであり、今流行りのファッションは気にしない」、「一部の両親は、子供を着飾って、周りに見せびらかしたいだけのようだ。社会からの評価を得たいがために、子供を着飾っている。つまり、金持ちの成功者に見られたい両親は、自分だけでなく子供もきれいに着飾るのだ。これは理性的な行動ではない」と指摘する。
「人民網日本語版」2012年5月31日