日本の情報サイト「Business誠」の報道によると、日本の東京スカイツリーは開業から観光客が絶え間なく押し寄せており、むやみにごみを捨てる現象が目立つようになっている。一週間で何百もの苦情電話が寄せられ、運営会社も困っている。
ほとんどの苦情電話は近隣住民からで、東京スカイツリー開業後、環境がどんどん悪くなり、毎日深刻な騒音と観光客の規則を守らない行為に我慢できないというものだ。
人数が多すぎるため、多くの観光客が「やりたい放題する」という。ゴミ箱が見つけられなければ、ゴミをむやみに放り投げる。また、多くの人が近くのマンションに入り、「東京スカイツリー」の写真を撮る。住民がそれを制止すると、よく口論になる。
運営会社はしかたなく、商業区と近くの住民区に告示を貼り、「ゴミを捨てないでください。エチケットを保って見学しましょう」と呼びかけた。しかし、これがより住民の不満に油を注ぎ、住民たちはこの告示も1つの汚染であると主張している。
そのほか、建物が中空のあるデザインのため、夜に強風が吹くとタワーを通るときに大きな音がする。近くに住む70歳の住民は、「その音は何十頭のライオンが耳のそばに吼えているようです」とたとえる。まわりの飲食店経営者も、東京スカイツリーと近すぎるために風でよく看板が飛ばされるという。
そのほか、東京スカイツリーの工事が始まってから、冬、タワーから落ちてくる雪で住民の家が壊れるという。住民たちは、これらの雪が通行人に当たったら非常に恐いと思っている。東京スカイツリーの広報責任者によると、積極的に関係部門と協議し対策を検討しており、早期に周辺住民に回答したいとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年5月30日