中国の大学受験費用、過去35年で数万倍

中国の大学受験費用、過去35年で数万倍。

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発信時間: 2012-06-09 10:23:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

▽10万元以上の出費は当たり前

上海市徐匯区高安路街道に住む毛恵珍さんは、1970年代、1980年代、2012年と3つの時代の大学入試を身近に経験した。1970年代は、「家計への負担はほとんどありませんでした。せいぜい2冊数角の古い復習用ワークブックを買ったくらいです」と話した。1980年代に入ると、毛さんの娘が大学受験期を迎えた。「この時は、出費が増えました。毎月5元(約62円)、10元(約125円)の小遣いを娘に与えたほか、麦芽エキスなどの栄養補助食品も必要でした」。

毛さんの孫娘が今年、大学を受験する。受験のための出費に、彼女は泣きたくなるという。ある有名予備校で、土日を除く毎日4時間、マンツーマン指導を受け、指導料は一時間あたり190元(約2375円)かかった。毛さんは、栄養補給についても、「食卓に魚を出さないのは良くありません。ビタミンやカルシウムなども補わなければなりません。一カ月の食費が約3千元(約3万7500円)とすると、孫娘の高校三年1年間の食費は計5万元(約62万5千円)かかります」と語った。幸いにも、「学区房(学校の近くに借りる部屋)」を準備して何から何まで面倒を見る必要はなかったが、そこまですれば、受験にかかる出費が10万元(約125万円)を上回るのは当然という。

北京市第一五九中学・高等学校に通う高校三年生の陽陽さんは、大学受験用健康診断を受けた後、毎日「微量栄養素を摂取できる」某有名ブランドのサプリメントを取り始めた。一瓶120錠入り、価格は約400元(約5千円)、毎日2、3錠服用している。このほか、あるブランドの牛乳も、毎日3、4パック飲んでいる。母親の楊莉さんは、教科別に3人の家庭教師を楊陽さんにつけ、費用は毎週1400元(約1万7500円)かかる。楊莉さんはさらに、「受験用アパート」を1日288元(約3600円)で借りている。これ以外に、2日間の試験日に雨が降るかもしれないと、送迎用の輪タクも予約手配した。

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