6日、朝鮮牡丹峰楽団がピョンヤンで行った公演は終わってしまったものの、今回の公演のいくつの「注目点」が韓国及び世界の人々の好奇心を刺激し、これに伴い各メディアがこれらの「注目点」についての推測や解説を展開している。金正恩氏の隣の謎の女性、濃厚な西欧色があるミッキーマウスなどの登場、ミニスカートを着た朝鮮女性ユニットなどである。
これらの「注目点」の中でも、韓国メディアが注目しているのは朝鮮女性ユニットの「一目ぼれ」である。11日、韓国のいくつの有名紙がこれについて報道している。ほとんどが「衝撃」という言葉で今回の公演を形容した。韓国メディアは、これは朝鮮が外部に対する文化改革の「シグナル」だと推測している。
韓聯社は、スタイルがはっきりわかるミニスカート、10センチメートル以上のハイヒール、華麗な舞台照明など、このような公演は資本主義の韓国で行われているように「衝撃力」があり、資本主義国にも劣らない。
「韓国日報」11日の報道によると、6日、朝鮮牡丹峰楽団の公演で最も注目を集めたのは朝鮮「女性ユニット」の衣装である。牡丹峰楽団のメンバーは大体20歳ぐらいの若い女性で、今回の公演で女優のドレスやミニスカートも、女性のよいスタイルがはっきりわかるものだ。金正恩氏は牡丹峰楽団のメンバーがミニスカートを着て、イヤリングをつけることを許したのだ。
韓国「世界日報」によると、今回の公演ではミニ・スカートを着た5人の若い女性が歌を歌いながらダンスをする場面があり、容易に韓国の女性グループを連想される。このような演出方法は韓国と基本的に同じようだ。
資本主義文化を排斥する朝鮮での大衆文化の演技になぜこんな大幅な変化が発生したのか?韓国関係者によると、朝鮮の新しい指導者である金正恩氏は、「庶民の指導者」のイメージを作ろうとしている。これがこの前遊園地を視察した時、自ら草抜きをしたことで外部に同じメッセージを伝えている。
また一部分の専門家は、少年時期スイスに留学した金正恩氏は、朝鮮の固有的な文化表現形式を変えようとしているという。
分析によると、金正恩氏は1人で芸術を鑑賞する金正日と違い、若い金正恩は外部に「世界の勢いについていく」の望みを明らかにしている。
しかし、また一部分ではこの事件に大げさな解読を行う必要はなく、今回の公演はこの前の公演と大幅な違いがあるにしても、1回の公演に対して大きな意義を与えるのは難しいという意見もある。