ロンドン五輪の米国代表団の公式ユニフォームがこのほど発表され、クラシカルな米国風のデザインが好評を博した。ところが同ユニフォームが「中国製」であることが発覚し、騒動となっている。一部の議員も12日にコメントを発表した。民主党上院議会リーダーのハリー・リード氏は、すべて焼却処分にするべきだと述べた。
7月10日に発表された同ユニフォームは、ラルフ・ローレン氏が自らデザインした。その色調は国旗をベースとし、赤・白・青の組み合わせが清々しく、昔のアメリカ海軍をしのばせる。どこからどう見ても、アメリカらしさが存分に表現されたデザインである。
米メディアが、同ユニフォームのラベルに「中国製」と標記されていることを報じると、米国内に動揺が走った。FOXニュースは、「中国はオリンピックが始まらないうちに、米国代表団が開幕式に着用するユニフォームにより、米国から金メダルを奪取した」と伝えた。
一部の議員も12日にコメントを発表し、中でもハリー・リード氏の論調が最も過激だ。同氏は記者会見で、「米オリンピック委員会は自らを恥じるべきだ……(中略)……同委員会はすべてのユニフォームを回収し、山積みにして焼却し、初めからやり直すべきだ」と語った。
同氏は、「米国と手書きされたラベルのあるユニフォームだけを着て欲しい」と述べた。
民主党下院議会リーダーのナンシー・ペロシ氏もまた、「自国の代表選手を誇りに思う……(中略)……彼らは米国製のユニフォームを着用するべきだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年7月13日