▽「無料化による渋滞深刻化」過度の心配は無用
国民にとってはうれしい措置だが、別の心配も同時に生まれている。「高速道路が祝休日の連休に無料化されれば、渋滞が生じるのではないか?」という問題だ。
張教授は「当面は、無料化により渋滞が生じる可能性も否めないが、それは一時的なもので程度もそれほど深刻ではない。徐々にバランスの取れた状態になっていくだろう」との見方を示した。
張教授は「新措置が実施されることで、まず、祝祭日の移動ピーク期に、高速道路料金所の渋滞がかなり緩和される。料金所の数が多すぎると、車両の流れが悪くなる。また、祝祭日に高速道路を利用するドライバーはいずれも好んで利用しており、大多数は通行料の有料・無料にかかわらず、高速道路を選ぶ。通行料の値下げや無料化が、高速道路を利用するかどうかの決め手とはならない」と分析している。
「人民網日本語版」2012年8月3日