中国全土の家庭の平均年間総支出は2011年、3万8千元(約45万6千円)となり、10年より5710元(約6万8500円)増加したことが5日、北京大学が発表した報告書で明らかになった。北京市の政府紙「北京日報」が報じた。
北京大学は同日に開催した「中国の家庭の動向追跡調査に関するシンポジウム」で、同大学の中国社会科学調査センターがまとめた報告書「中国民生発展報告2012」を発表。2011年の総支出の増加額5710元のうち、食品支出が2287元増と全体の40%に上った。一方、各項目の支出が全体的に増加する中、マイホーム購入や寄贈品購入などに当てられた支出は減少した。
同年、中国全土でマイホームを所有している家庭の割合は84.7%となった。住宅の種類別に見ると、平屋に居住する家庭が42.2%と、10年の調査結果と比べ8.5ポイント減少した。全国家庭の平均住宅面積は116.4平方メートル(約35.3坪)で、1人当たりの面積は36.0平方メートル(約11坪)。