▽なでしこジャパンの成功の秘訣は?専門家「基礎が大切」
日本が台頭する前の時代に中国代表選手として活躍していた孫ウェンさん(ウェン=あめかんむりに文)は2日、中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」で、「うらやましいのは日本の子供たち。地域や市が企業と協力して、サッカーの練習の場を提供し、1年で試合が6千試合もある!特に夏休み、4-5歳の子供から、中高生まで、たくさんの若者たちが毎日サッカーをしている!」とつぶやいている。
同じように、中国キャンパスサッカー計画の技術顧問として招聘(しょうへい)されているトム・バイヤーコーチも、ある日本のメディアの取材に対して、「今の(中国の)問題は、底辺の部分に、効果的な構造や組織が構築できていないことで、中国は若い時から選手として活躍している選手が少なすぎる」と指摘した。
中国のサッカーを管理している部門は長年、女子サッカーは男性的なドイツ流と技術重視の日本流のどちらを学ぶべきかの研究や国内外でのコーチ探し、年間の訓練合宿の手配などに躍起になっている。しかし今少し立ち止まって、「サッカーをしている子供がいないのなら、いろんな国のやり方を学ぶ意味はどこにあるのか」と自問してみるべきではないだろうか。
中国と日本が正反対の結果を刈り取っていることは、「基礎のない成功は積み重ねた卵のように崩れやすく、一方基礎を積んだ努力は必ず報われる」という真理を明らかにしている。
「人民網日本語版」2012年8月8日