中国の中央気象台は29日午前6時(日本時間同7時)、台風15号(ボラベン)が早朝5時に吉林省蛟河(こうが)県に到達したとして、最も弱い警戒度の「青色警報」を発令した。今後、勢力を弱めながら時速約40キロの速度で北東に向かうとみられている。中国国営の通信社「中国新聞社」のウェブサイトが報じた。
28日夜8時、朝鮮西部の近海で熱帯低気圧に変わった台風15号は同日夜10時50分ごろ、朝鮮西北部の平安北道(ピョンアンプクト)南部の沿海地域に再上陸。上陸時の中心付近の最大風力は28m/sで、中心気圧は975パスカル。
台風15号は29日早朝、朝鮮北部から吉林省の東南部地域に入り、熱帯暴風雨に変わった。同日午前5時の時点で、中心は北緯43.7度、東経126.7度の蛟河県に到達。最大風力は20m/s、中心気圧は984パスカル。
「人民網日本語版」2012年8月29日