重慶市と四川省を中心に30日から降った記録的な豪雨に伴う洪水災害に対し、中国の国家減災委員会と民政部は2日午後、4級(1-4級で1級が最高)の緊急対策を発令。スタッフを被災地に派遣し、捜索・救助の指揮に当たっている。人民日報が報じた。
重慶市民政局の報告によると、今回の洪水で同市の大足県など16県・区の101万1千人が被災。1人が死亡したほか、直接的な被害額が4億5千万元(約54億円)に上っている。
一方、四川省民政庁の報告によると、同省の広元市など12市(自治州)、34県(区、市)の158万3千人が被災。12人が死亡したほか、15人が行方不明となっている。直接的な被災額は9億2千万元(約110億円)。
「人民網日本語版」2012年9月3日