文匯報によると、中国人の海外留学が一般化し、13年には45万人に上るとみられている。
中国教育部の資料によると、11年現在、中国の海外留学者は142万人に達している。00年には3万8000人だったが、07年には14万4000人へと急増。13年には45万人に上るとみられている。
11年の留学先は米国が44%で最も多く、英国(15%)、オーストラリア(7%)、カナダ(6%)、フランス(3%)、ドイツ(3%)、ニュージーランド(2%)が続いた。英国領事館の文化・教育部門がまとめたレポートによると、留学先の選択には経済的要素が大きく関係しており、中でも為替レートと中国との貿易状況との関わりが深いとしている。
同レポートでは、人民元に対するドルとポンドの為替レートはここ数年続けて安くなっており、このことが米国・英国留学人気につながっていると指摘。逆に、為替レートの影響でこれまで「中国人が最も好む留学先」だったオーストラリアが順位をやや落とし、為替レートの変動が少なかったカナダの人気は安定していると分析している。
しかし、中国人の海外留学が一般化したことにより、入学や卒業、就職などが連鎖的に難しくなっているという。
(新華網日本語) 2012年9月3日