「4元で北京大に飛び込んだ」 学長が身の上話で新入生激励

「4元で北京大に飛び込んだ」 学長が身の上話で新入生激励。 「4元で北京大に飛び込んだ」 学長が身の上話で新入生激励

タグ: 新入生,北京大学

発信時間: 2012-09-04 10:44:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

1日午前、北京大学に3600人あまりの学部新入生が入学した。今年度の新入生のうち、経済的に困難な家庭の子女は20%を占めた。新入生受付会場に姿を見せた周其鳳学長は同日、「4元(約50円)の所持金で北京大学に飛び込んだ」という自身の身の上話を打ち明け、経済的支援を受ける新入生らを激励した。地元紙・北京晨報が伝えた。

▽周其鳳学長、自ら新入生を歓迎

1日午前10時すぎ、北京大学の周其鳳学長が、新入生受付会場に姿を現した。新入生登録カウンター窓口で登録シートに記入していた学生が、甘粛省から20時間以上かけてやっと北京に到着したと聞き、周学長は、非常に感心した様子で、自分自身が初めて北京大学に着き、新入生登録をした時のエピソードを話し始めた。

「あれは1965年だった。皆さんのほとんどは、まだこの世に生まれていないだろう。私が列車を降りた時、手元にあったのはたった4元だった。白石橋までのバス代が1角5分(約2円)、白石橋から北京大学までのバスでまた1角5分使い、残りは3元7角。先輩に連れられてご飯を食べに行ったが、食券を買うには足りず、先輩にお金を借りた。そのあと、大学の奨学金発給窓口に出向き、1カ月分の生活費を受け取った」。周学長は甘粛から来た学生の肩をたたきながら、こう話した。

周学長は、この学生に対し、「家庭が経済的に困難な学生には、学校は特別に配慮する。しかし入学後は特別扱いすることはない。壁を作ってしまわずに、ほかの学生の輪に入るように」と話した。さらに、「北京大学に入学後、一回り大きくなるよう、ご飯はお腹いっぱい食べるように。もし生活費に不足するようなことがあれば、すぐに担当教員に相談すること。学校側が必ず力になるから」と笑いながら続けた。

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