寝る前に携帯で遊ぶと睡眠のサイクルが悪くなる 英調査
寝る前に携帯で遊ぶと睡眠のサイクルが悪くなる 英調査。 寝る前に携帯で遊ぶと睡眠のサイクルが悪くなる
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「寝る前に布団に入って携帯で『微博』なう」-----。中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」では最近、こんな言葉をよく目にする。中国紙「河南商報」がこのほど行った調査によると、「寝る前に携帯で遊ばないと眠れない」と答えた人は6割以上に上った。人民日報が発行する健康紙「生命時報」が報じた。
同調査は、「河南商報」がポータルサイト「大豫網」を通じて実施。「寝る前にどのくらい携帯で遊びますか」との質問には、6.01％が「1時間以上」と回答した。そして、4割が、寝る前の携帯依存度がますます高くなっている」とし、「寝る前に携帯で遊ぶ習慣を改善したいですか」との質問に、「したい」と答えたのは3割にとどまった。
一方、英タブロイド紙デイリー・メールはこのほど、国際照明研究センター(LRC)の「光と健康」という研究結果を掲載。「ベッドで1時間以上携帯やタブレットコンピューターなどの発光する電子製品を使うと、体内の睡眠のサイクルを整える『メラトニン』の分泌が妨げられ、減少幅は約22％。一旦、体のメラトニンの分泌が一定の抑制を受けると、生理周期も影響を受け、睡眠が浅くなる」。
携帯で1時間以上遊ぶと、興奮状態になることさえあり、眠れないのでそのまま遊び続けるということもある。そして翌日、気分がすぐれず、イライラしたり、落ち込んだりしやすくなる。若者となると、このような傾向がさらに強くなる。
河南省の鄭州市第一人民病院の身心科の馬麗・副主任は「人の24時間周期の生物時計が長期に渡って乱されると、往往にして新陳代謝や感情、免疫力などが影響を受け、疾患の多発を招く。特に若い女性なら、生理周期が乱れたり、しいては生育能力が影響を受けたりすることさえある」と警告。「寝る前に携帯で遊ばないと眠れないというのは、典型的な依存症。心の中に明らかにある、もしくは潜んでいるストレスをある程度解消することができる。もし、寝る前に携帯で遊ぶという習慣を改善したいなら、本を読むのが一番いい。もし、夜の電子製品使用を避けられない状況であるなら、明るさをできるだけ暗い設定にし、使用時間を45分以内に抑えるように」とアドバイスしている。
「人民網日本語版」2012年9月13日
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