そのため、ネットユーザーにバッシングの種を与えないために、会議中はタバコを控え、接待の際には高級腕時計をせず、高級車での出勤は避けるという官僚が増えている。
あるメディアは、近年、北京市の紀律検査委員会は幹部が芸術品やぜいたく品に関する知識を学ぶよう取り決めていると報道。「そうしなければ、超高級メガネフレームを賄賂として受け取っても、贈呈者が明かさない限り、それがどれほどの価値があるものなのか知らない同委員会の幹部がほとんど」と指摘している。
中国国務院法制弁公室が発表した「機関事務管理条例」が10月1日から施行される。その中の第三十二条は「ぜいたく品を購入する官僚に関しては、上級機関が改善する面で責任を負い、かつ任命・免職機関、もしくは監察機関によって、責任スタッフに対する警告処分が下される。行為が悪質な場合、過失、または重大過失として記録に残す。行為が非常に悪質な場合、降格、または解任処分を下す」と規定している。
同省の社会科学院・石英・副院長は「インターネットが登場し、国民が自身の意見を表現するルートが増え、『公平』を求める声が拡大した。政府が十分に情報を公開しない状況下で、国民はネットを通して、官僚に対する監督を日に日に強化し、社会・生活のさまざまな分野に大きな影響を与えるようになっている」と分析している。
「人民網日本語版」2012年9月25日