中国人の生活は今、継続的に向上し、食べる物も日に日に良くなっている。一方、運動をする人は減少する一方で、肥満になっている人が増加している。欧米人と比べて、中国人の体は脂肪が多く、太りやすいという人もいるが、果たして本当のところはどうなのだろう。 中国国営の中央テレビ局CCTVのサイトが報じた。
専門家は、見た目にはスリムで、体重も正常値であるものの、体脂肪率が高い人の状態は肥満体形の人よりもずっと悪いと見ている。脂肪組織は分布于人体の各器官に分布し、肥満は内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満の2つに分けられる。うち、皮下脂肪とは皮膚のすぐ下についている脂肪で、筋肉の外側につく脂肪を指し、保温効果やエネルギー蓄積という役割がある。
一方、内臓脂肪型肥満とは上半身に多く脂肪がつくため、日本ではリンゴ型肥満とも呼ばれており、主に肝臓やすい臓、胃、腸などの器官の周囲や内部に脂肪がつきやすい。特徴としては、腹部、特に女性のお腹や腰の当たりに脂肪がつき、外見だけでは分かりにくいので、発見が遅れるということが多いことが挙げられる。そのため、「最も危険な脂肪」とも言われている。
一般的に、女性の皮下脂肪は男性よりも多く、一方の男性は内臓脂肪が蓄積しやすいといわれている。大きなお腹をしている男性をよく見かけるだろう。それでも身体には何も異常がないということが多く、ないがしろにされがちだ。それが「最も危険な脂肪」と言われる原因だ。