山西省晋中市寿陽県の火鍋(中国風しゃぶしゃぶ)店で23日夜、LPガス漏れによる爆発事故が起き、現在までに14人が死亡し、47人が負傷した。負傷者は全員速やかに病院へ搬送され、うち12人が太原264医院、20人が太鋼総病院、3人が太原市第二病院に再搬送されて治療を受けている。24日午後4時時点で11人が重傷、36人が軽症。重傷者はまだ危険な状態を脱していないが、バイタルサインは落ち着いている。
店内の設備はほぼ全て焼け落ち、左右の一部ガラスも割れ、床は残骸でいっぱいになっていた。目撃者によると強い爆風の衝撃は20メートル余り先の店舗にまで達し、鉄製の門が変形したほか、何台もの自動車の窓ガラスが飛んできた破片で割れたという。救出作業はすでに終了し、山西省は事故調査チームを設置して事故原因の調査を進めている。
店内では計19個のLPガスボンベが見つかった。地元火鍋飲食業界への事故の影響は非常に大きく、多くの市民が火鍋店の安全性を心配し、LPガスボンベの代わりに電磁調理器を使用することを提案している。
「人民網日本語版」2012年11月25日