「四縦四横」高速鉄道網、ほぼ完成 中国

「四縦四横」高速鉄道網、ほぼ完成 中国。 「四縦四横」高速鉄道網、ほぼ完成 中国

タグ: 高速鉄道網 完成 中国

発信時間: 2012-11-27 14:44:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る



 ○哈大高速鉄道 東北三省と他地域間の時空距離を大幅に縮小

 哈大高速鉄道を走る試験運行車両が最高時速385キロメートを記録した。しかし、哈大高速鉄道が世界で初めて厳寒地域に新規建設された長距離高速鉄道であることや厳寒地域での高速鉄道運営管理経験を今後蓄積していくことを考慮し、また、同高速鉄道運行の安全性により多くの余裕を持たせるため、特に冬の運行安全確保を図る目的で、鉄道部門は開業当初、「冬季」と「夏季」の2種の列車運行ダイヤを実施する計画という。冬には時速200キロメートル、夏には時速300キロメートルで走行する2パターンの速度別で列車を走行させる。また、速度別の運賃も設定される。

 鉄道部科学技術司の周黎司長は、哈大高速鉄道に関し、次の通りコメントした。「哈大高速鉄道の竣工開通は、中国が厳寒地域における高速鉄道の建設技術を完全に掌握したことを意味する。同高速鉄道沿線では、冬場は最低気温が零下40度まで下がり、積雪は最高30センチ、沿線の最大土壌凍結深は205センチメートルに達する。厳寒地域の特殊な環境に対応するため、鉄道部は22項目の科学研究テーマを選定し、新技術の開発作業を系統的に展開し、路床の凍結・膨脹を防止するという技術的難題を突破した。また、低温下での走行という環境に適応可能な車両を開発し、牽引、電力供給、通信信号など各設備の低温適応技術を掌握し、厳寒地域における一連の高速鉄道技術を確立した。関連技術は全て、検証実験・試運転テストにパスした。これらの試験結果から、哈大高速鉄道の技術は信頼に足るものであることが証明された」

 哈大高速鉄道の開通・運行開始は、東北3省の人・モノ・情報の流れの急速なスピードアップを促し、東北3省とそれ以外の地域との時間的・空間的な距離を大幅に縮小し、東北地方の旧工業基地の振興にとって重要な作用を果たすと見られる。大まかな推計によると、同高速鉄道の開通当初、瀋大(瀋陽・大連)線の年間貨物輸送能力は1150万トン、京哈(北京・ハルビン)線瀋陽・ハルビン区間の年間貨物輸送能力は1000万トン、それぞれ増加することが見込まれ、現在の哈大鉄道の輸送能力不足を大幅に緩和することが可能となる。

 中国中・長期鉄道網計画によると、「四縦四横」旅客輸送専用線は、各大都市間をつなぐ高速ネットワークとなる。

 ▽四縦

 (1)北京--上海旅客輸送専用線:北京・天津と長江デルタ地域東部沿海の経済発達地域を結ぶ

 (2)北京--武漢--広州--深セン旅客輸送専用線:華北地域と華南地域を結ぶ

 (3)北京--瀋陽--ハルビン(大連)旅客輸送専用線:東北3省とその他の地域を結ぶ

 (4)上海--杭州--寧波--福州--深セン旅客輸送専用線:長江・珠江デルタ地域と東南部沿海地域を結ぶ

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