彼らは600万元の投資可能資産を持っている。彼らの海外資産は、香港・米国・シンガポールに集中している。彼らは主に創業により富の蓄積を実現している。彼らの99%は既婚者だ----。中国経済週刊が伝えた。
銀行の報告書において、彼らは「高所得者」と呼ばれるが、一般人からは「中国人富豪」と呼ばれる。
中国建設銀行はこのほどボストン・コンサルティング・グループと共同で、中国資産管理市場の報告書「2012年中国資産報告書:顧客の需要を把握、科学的発展に貢献」を発表した。同報告書は全国30の省・直轄市・自治区の中から、金融資産が600万元以上に達する1900名以上の高所得者を選び、調査を実施した。
中国人富豪の分布状況はどのようになっているのだろうか。彼らは2012年にどのような投資を行ったのだろうか。富の出所はどこにあるのだろうか。彼らはどのような職業に従事しているのだろうか。どの程度の学歴を持っているのだろうか。彼らはどの国を投資先として選択しているのだろうか。
◆北京市の富豪数が最多
同報告書によると、中国の高所得世帯は主に、中国南東の経済が発展した沿海部に分布している。そのうち北京、江蘇省、上海、浙江省、広東省の高所得世帯は2012年に10万世帯を超え、全国の40%以上を占めた。四川省は高所得世帯が最多の内陸省で、西部地区で突出している。寧夏回族自治区、青海省、チベット自治区、海南省は、高所得世帯が最も少ない地域だ。