年末年始、「年末ボーナス」がサラリーマンのホットな話題になった。経済之声のコメンテーター、全国青年連合会委員の呉永強氏がこの話題について語った。経済之声「交易実況」が伝えた。
-----2012年の全国各社の年末ボーナスは予想を下回ったようだが、「裸跳族」という新語が生まれた。これは年末ボーナスの支給前に辞職した職員を指す。出稼ぎ労働者にとって、年末は最も期待が高まる時期だ。年末ボーナスは翌年の春先の生計を左右するという伝説もあるほどだが、実際のところ、多くの企業は不況を理由に支給を見送るか、形式的に小額のボーナスを支給している。
呉氏:年末ボーナスはサラリーマン・OLにとって、一年間の業務・能力・水準・業績などに対する肯定を示すものである。これは誰もが持つ期待でもあり、業務に対する合理的な総括でもある。年末ボーナスの制度は、社員のみならず企業にとっても重要である。管理学の角度から論じるならば、合理的な賞罰制度は業務効率を効果的に高め、企業の発展を促す。
-----このほど発表された2012年企業年末ボーナス調査研究報告書によると、2012年は約6割の調査対象企業が前年より年末ボーナスを増加すると回答し、1割は前年と同水準を維持するとし、3割以上の企業が減少するとした。
呉氏:一部の業界・企業の経営状況は、経済の大環境による影響を受け低迷した可能性がある。自社が経営不振に陥ったとしても、年末ボーナスの支給は一部の技術的な操作により、企業の業績不振の影響を避けることが可能なはずだ。例えば年越し用品の支給や社員の有給休暇を代わりの福利厚生とすれば、社員に好感を与えることができる。