「立派」にみえる日本の山口組
ヤクザといえば背中に刀傷や刺青を背負った悪いことといえば何でもやる暴利をむさぼる輩だと思っている人は多い。だが、今の日本のヤクザの進化は大多数の人の概念を覆すに十分だ。
パリッとした背広、優雅で上品なネクタイを締め、写真が入ったカードや名刺を持ち、黒ぶちメガネにブリーフケースを手にしているというのが、今の日本の大多数のヤクザのいつもの服装だ。詳細に観察しなければ袖口や首から見える刺青や指が欠けていることに気づかないだろう。公務員やサラリーマンと間違える人も多いはずだ。
先進国で公的に暴力団が存在しているのは、日本だけだ。目下、日本には全国に22の団体が悪質な「指定暴力団」と認定されている。この22団体には全盛期で20万人を超える構成員が所属していた。
この22団体で人数が最も多いのが山口組だ。日本警察庁が先日発表した報告では、2011年末時点で山口組の人数は明らかに減り、組員7.3万人が残っているだけだ。
立派な表向きの裏にはヤクザの犯罪的な本質が隠れている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年2月26日