日本日中関係学会は、元駐中国大使宮本雄二氏を会長にした気鋭の学会である。
2013年2月12日に日本日中関係学会の新春講演会が学士会館にて開催された。その中で、日本日中関係学会が2012年より公募していた論文の授賞式が行われ、国際日本学研究所関係者2名の論文が奨励賞として選ばれた。
今回の授賞式は、今年度から創設された「宮本賞」という大学の学部生・院生を対象にしたもので、2012年夏より日中関係をテーマにした論文を募集していた。
以下は、第一回の「宮本賞」受賞者の一覧である。
[最優秀賞]
謝宇飛(日本大学大学院商学研究科博士前期課程2年)
「アジアの未来と新思考経営理論―『中国発企業家精神』に学ぶもの―」
[優秀賞]
宣京哲(神奈川大学大学院経営学研究科博士後期課程修了)
「中国における日系企業の企業広報の新展開 ―「期待応答型広報」の提唱と実践に向けて―」
馬嘉繁(北海道大学大学院経済学研究科博士後期課程)
「中国国有企業における民主的人事考課の実相―遼寧省における国有銀行の事例分析―」
[奨励賞]
周曙光(法政大学大学院人文科学研究科修士課程2年)
「清末日本留学と辛亥革命―留学ブームの成因及び辛亥革命への影響の考察」
長谷亮介(法政大学大学院人文科学研究科博士後期課程1年)
「現状において日中関係を阻害する要因の考察と両国の将来についての展望」
山本美智子(中国・清華大学国際関係学研究科修士課程)
「日中国交正常化以降の両国間の経済貿易関係―日中経済貿易関係に影響を与える政治要因を分析する―」
[努力賞]
沈道静(拓殖大学国際学部4年)
「尖閣問題を乗り越えるには」