上海ではこのほど6日連続で大気汚染が発生しており、ネットユーザーの99%は調査の中で交通警察のマスク着用に支持を表明した。交通警察の内部でも、マスク着用不可に関する規定が明文化されているわけではない。しかし現場で働く交通警察は、マスクを着用すれば笛が吹けなくなり、声を出し交通指導をする際に支障が出るとしている。
上海市松江区の交通警察から25日に得た情報によると、交通警察総隊は各区・県の交通支隊の現場で働く警察・交通指導員に、約240枚の「ノーズマスクピット」を配布し、試験的に使用させた。この特殊なマスクは鼻栓に似ており、鼻に着用するだけで活性炭が粉塵を自動的に隔離し、呼吸に影響することもない。交通警察はこれを着用することで、砂塵の吸入を防止でき、笛を吹き声を出すことが可能になる。
鼻栓は勤務時に不快感を生じさせることがあるため、交通警察は上述した特殊マスクのみを試験的に使用している。これを完全に普及させるかについては、3月に集められた意見を交通総隊に提出してから確定されることになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年2月28日