日本製の空気清浄機の平均価格は、エアコンや液晶テレビといった大型耐久消費財の家電よりも高いが、中国の消費者は日本製品に熱を上げている。「山東商報」が伝えた。
▽日本の空気清浄機が中国で人気
過去1-2カ月ほどの間に、中国人消費者の間でPM2.5(微小粒子状物質)への懸念が高まるにつれて、シャープ、ダイキン、パナソニックの日系メーカー3社の空港清浄器が中国で急速に売上を伸ばすようになった。
シャープ関連部門の責任者によると、中国人消費者が健康や環境をますます重視するようになるのにともない、中国では日系メーカーが製造した空気清浄機の需要がどんどん膨らんでいる。シャープ製品の1月の中国での販売台数は前年同月の3倍になったという。
パナソニックの空気清浄機も1月には中国での販売台数が前年同月比2倍以上増加し、ダイキンも3.6倍増加した。パナソニックによると、中国の空気汚染問題がパナソニックの空気清浄機の売上に大きな影響をもたらすと確信しており、今年5月か6月まで販売台数は増加を続ける見込みという。パナソニックは現在、空気清浄機の生産量を50%増やすために努力を続けている。