共同通信社によると、日本のある自殺防止を支援するNPO法人がまとめたアンケート調査の結果から、日本で就職先を探す大学生の10人に1人が「死にたい、消たい」と考えていることがわかった。
報道によると、同法人は3月、首都の東京を中に就職活動中の大学生、院生、専門学校生あわせて121人を対象に調査を行った。その結果、就職活動前から「本気で死にたい」と考えている学生は8.3%、始めてからそう考えるようになった学生は1.7%だった。また、「死ねば完全に解放されて楽になる」と思っている学生の割合は24.2%に上った。
69.2%の学生が親からの期待を感じているが、83.2%の学生は「就職したい会社の内定をもらえないのではないか」と不安に思っている。
同法人の清水康代表は、「多くの学生に自殺の考えがあり、就職活動によって八方ふさがりの状態になっているといえる」と示した。
日本の警察庁の統計によると、2012年に「就職に失敗」して自殺した20~29歳の若者は149人に達し、2007年の2.5倍に上った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月1日