日本館が提示する中日協力の可能性
上海万博の4号入り口を入ると、やわらかい紫色の蚕のような日本館が目に入る。日本の伝統的な美しさと現代の素晴らしい技術をコンパクトに展示した日本館は、毎日4時間以上待たなければ見学出来ないほどの人気国家館だ。「チャイナネット」は6月11日に日本館を取材し、日本展示エリア総代表の塚本弘氏に話を聞いた。
館内に足を踏み入れると、目の前には動く絵巻が目に飛び込んできた。この絵巻は、遣唐使を中心に中国の文化が日本へ伝わり、日本で受け入れられ変化する様子が描かれている。塚本総代表は「日本と中国の間には長い交流の歴史があり、日本は文化面で中国から多くの恩恵を受けた。この部分はこうした日中の昔からのつながりを表現している」と話す。