上海万博の日本館のイベントステージでは19日から23日まで、「暮らしを豊かにするロボットたち」が登場し、家庭やオフィスで活躍する人間支援型ロボットたちを間近で見られるほか、ロボットの操作や装着などを実際に体験することもできる。
日本は高齢化社会の到来を見すえ、国や公共研究機関、企業による人間支援型ロボットの研究が進められており、一部はすでに実用化している。今回の出展機関である新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)は、上海万博を訪れた人たちに人間支援型ロボットの技術をアピールするとともに、高齢化社会の問題を同様に抱える各国に対して、今後のロボット技術の可能性を共有することを期待している。
出展予定のロボット
・ヒューマノイドロボットHRP-2(産業技術総合研究所)
HRP-2は身長154cm、体重58kgで、軽量で動きもとても自由だ。また狭い道での歩行が可能で、自分で寝起きできるなどの点が特徴。頭部にはカメラが搭載され三次元を認識できる。