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改革開放30年、中国障がい者事業の大発展
発信時間: 2008-09-04 | チャイナネット

 

障がい者の生活環境を改善し、障がい者事業の発展を促進するために国が講じてきた重大な措置は、到底立法だけには止まらない。

過去30年で、障がい者の社会保障と貧困救済も強化された。第10次五カ年計画(2001~05年)中だけで、全国で累計1166万人の貧困障がい者が扶助を受け、農村の障がい者700万人が貧困を脱し、計594万人の障がい者が生活保護を受けた。国営宝くじの収益金で、住宅のない、または極度に危険な住宅に住む5万世帯余りの障がい者の住環境も改善された。

過去30年間、障がい者の文化・スポーツ生活も日に日に活発になっている。現在全国には地市級以上の障がい者向け文化施設が1036カ所、スポーツ施設が1324カ所ある。中国障がい者芸術団は数10カ国・地域で公演し、全世界で称賛を浴びている。中でも、人々に深い印象を与える「千手観音」は傑出した代表作だ。

過去30年間、障がい者の教育水準・範囲も高まり続けている。視覚・聴覚・知的障がい児のための特殊教育学校は1667校に増え、義務教育課程の普通学校には2803の特殊教育クラスが付設され、視覚・聴覚・知的障がい児の在校数は58万人に上り、入学率は平均80%に達している。普通大学・高等専門学校に入学して専科・本科教育を受ける障がい者はすでに約3万人に達している。特にここ数年は、毎年4000人の障がい者が試験を経て国内の大学に入学している。

過去30年で、障がい者事業の国際的影響力もさらに拡大した。中国は国際障がい者事業に全面的に参加し、これを推進し、国連「障害者権利条約」に積極的に加盟し、国際的な障がい者組織や関係国際機関と良好な協力関係を結び、これを発展させている。中国障害者連合会の鄧朴方主席は国連人権賞と銀のオリンピック勲章を相次ぎ受賞した。

「以前はわたしの学友の多くは仕事がありませんでしたが、後に党と国が良い政策を打ち出したこと、そして彼ら自身が技能の習得に努めたことで、現在では大多数が美容師・調理師・皮革修理などの仕事に就き、自活しています。自尊、自信、自立、自強さえ得れば、わたしたちも同じように社会にとって有用な存在になれるということを、すべての障がい者に伝えたいと思います」と、黒竜江省鶏西市聾唖者協会の主席で鶏西市特別教育センターの教師を務める馬万宇さんは確固たるジェスチャーを交え語った。

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