「80後」の警察官が一番聞きたいのは乗客の拍手
1982年生まれの陸鵬飛さんがこの仕事を始めたのは6年前で、捕まえたスリは約10人。陸さんによると、スリを捕まえるのは財布などを盗む瞬間のため、この仕事は根気強さが必要で、決してあせってはいけないという。多くのスリグループは役割分担も出来ており、ある常習犯は積極的に警察官に話しかけて疑われないようにするそうだ。「みんながスリのように見える」から「誰もスリではない」という段階を経た陸さんは、正確に誰がスリなのかを判断できるようになった。
「スリを初めて捕まえた時にこの仕事が好きになった。休みは不定期で家族と一緒の時間は少ないが、スリを捕まえた時の乗客の熱烈な拍手を聞くと本当に感激する。自然に使命感が沸き、必ず乗客の財産を守り、無事に目的地に着いてもらうことを考えている」
深夜に車内で食事をする鉄道警察官