「最も強い婦警」蒋敏さん、「息子がしっかり毎日を過ごすことを願う」
汶川大地震の発生当時、蒋さんは彭州市公安局政工監督室の人民警察だった。彼女はその年、母や2歳の娘を含む親戚10人と同僚36人を亡くした。蒋さんは昼夜を分かたず災害救助の前線で奮闘し、過労により何度も現場で気を失った。これにより彼女は「中国の最も強い婦警」と呼ばれた。蒋さんは、死者を悼む最良の方法は、生きている人と戦うことだと信じている。
蒋さんは彭州から成都に移り、成都市公安局テロ対策所の政治協理員になっている。2012年に生まれた息子も、小学校に通う年頃になった。彼女は10年前に起きたことを心の中にしまい、子供に何と伝えるべきかも考えていない。蒋さんは子供の未来に多くを望んでおらず、自分の命を惜しみしっかり毎日を過ごすことを願うばかりだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月3日