李駿峰さん、カメラでこの10年を記録
2008年5月12日午後2時28分、学校で授業を受けていた李駿峰さんはふと揺れを感じた。「地震だ、逃げろ」と叫ぶと、直ちに教室を飛び出し校庭に駆けつけた。その後父からは「家が倒壊したらどうする」と聞かれ、「がれきを撤去し友達を助けに行く」と答えた。当時の彼はまだ10歳にも満たなかった。
今や四川電影電視学院で撮影を専攻する大学2年生の彼は、カメラによって北川チャン族自治県の被災地を記録している。そこは彼が最も多く訪れている場所でもある。
李さんは今年の清明節に再び北川旧県都を訪れ、撮影を行った。彼は被災後の復興への認識を深め、力強さ、貢献すること、そして恩に感謝する気持ちを理解した。また一人の撮影者として、カメラを社会と人生に向けるべきであることを知った。