中国共産党の社会主義初級段階における基本路線は、全国各民族人民を指導し、結束させて、経済建設を中心とし、四つの基本原則を堅持し、改革開放を堅持し、自力更生と刻苦創業によって、わが国を富強、民主、文明、調和のとれた現代化した社会主義国に築き上げるために奮闘することである。
中国共産党は、社会主義事業を指導するにあたって、経済の建設を中心とし、その他の諸活動をこの中心に従わせ、奉仕させることを堅持しなければならない。タイミングを逸することなく発展を速め、科学・教育による国家振興の戦略、人材による国力増強戦略と持続可能な発展の戦略を実施し、第一の生産力としての科学技術の役割を十分に発揮させ、科学技術の進歩に依拠し、勤労者の資質を向上させ、国民経済の立派で急速な発展を促進しなければならない。
社会主義の道を堅持し、人民民主主義独裁を堅持し、中国共産党の指導を堅持し、マルクス・レーニン主義と毛沢東思想を堅持するという四つの基本原則は、われわれの立国の本である。社会主義現代化の建設の全過程において、四つの基本原則を堅持し、ブルジョア階級の自由化に反対しなければならない。
改革開放を堅持することは、われわれが国を強大にするにあたって必ず経なければならない道である。改革開放を進めてこそはじめて、中国を発展させ、社会主義を発展させ、マルクス主義を発展させることができるのである。生産力の発展を束縛している経済体制を根本から改革し、社会主義市場経済体制を堅持し、それを充実させなければならない。またこれにあわせて、政治体制の改革とその他の分野の改革を行わなければならない。対外開放の基本国策を堅持し、人類社会が創造したすべての文明の成果を吸収、参考にしなければならない。改革開放にあたっては、大胆に模索し、勇敢に開拓し、改革に関する政策決定の科学性を高め、改革措置の整合性を増強し、実践の中で新しい道を切り開くべきである。
中国共産党は人民を指導して社会主義市場経済を発展させる。公有制経済を確固として揺るぐことなくうち固め、発展させ、非公有制経済の発展を確固として揺るぐことなく奨励、サポート、誘導する。資源配分における市場の基礎的役割を発揮させ、充実化したマクロ・コントロールシステムを構築する。都市と農村の発展、地域の発展、経済と社会の発展、人間と自然との調和のとれた発展、国内の発展と対外開放を統一的に協調させ、経済構造を調整し、経済の発展パターンを転換させる。工業化、情報化、都市化、農業現代化の歩調をあわせた発展を促進し、社会主義新農村を建設し、中国の特色のある新しいタイプの工業化の道を歩み、創造革新型国家を建設する。