近頃中国経済の成長率が低下した主因は、投資および輸出という原動力による伝統的な発展方式の弊害であると言える。
中国経済の成長率低下による安定した発展は、今後常態化すると見られるが、経済発展は一定のペースを維持する必要がある。特にこれまでの経済発展の原動力が力を失った今、我々は新たな経済発展の原動力を見つけなければならない。
米国の経済学者ミルトン・フリードマンは、「人類が活動する限り、汚染が存在する」、「世界中の素晴らしいモノは、金を必要とする」という名言を残した。青い空、白い雲、きれいな水は、言うならばすべて金銭によって得られるものだ。この考えに基づくと、新たな経済成長の原動力は、エコ文明の建設となる。
エコ文明の建設は、中国が現在の苦境から脱却し、長年に渡る環境破壊を軽減もしくは無くすことを可能とするが、より重要なのは中国の発展を引き続き促すことが可能になることだ。