(37)作風改善の常態化制度を整備する。形式主義、官僚主義、享楽主義、贅沢浪費の風潮に反対する問題について、体制・仕組みの改革と構築を加速する。指導幹部が率先して作風改善をはかり、深く末端に入って調査研究する仕組みを整え、大衆と直接結びつき大衆に奉仕する制度を充実させる。会議と公文書の制度を改革し、まず中央から率先して会議や文献を減らし、会議や公文書の気風改善に力を入れる。厳格な財務予算、審査承認・監査制度を整備し、「三公」(公費による外遊、公務接待、公用車の購入・使用)の経費や「楼・堂・館・所」(庁舎・ホール・迎賓館・ゲストハウスなどの豪華な建築物)の抑制に力を入れる。人材の選抜・任用の特別検査と責任追及制度を整備し、猟官行為の不正な風潮を正すことに力を入れる。業績考査の仕組みを改革し、「イメージアップのためのプロジェクト」や「業績のためのプロジェクト」、やるべきことを行わず、むやみやたらに行うといった問題の解決に力を入れる。
指導幹部の仕事と生活の保障制度を規範化しかつ厳格に執行する。複数の住居やオフィスを占有することを認めず、基準以上のオフィスや住居を分配することを認めず、規定に反して公用車を配備することを認めず、規定に反して秘書を配置することを認めず、規定超過の警備員を認めず、基準以上の公務接待を認めず、規定違反、基準超過の待遇については厳しく取り締まり処分する。官邸制の実施を模索する。
指導幹部の親族がビジネスに従事したり、公職や社会組織の役職についたり、国外に定住したりすることに関する制度・規定を整備し、厳格に実行して、指導幹部が公共の権力あるいは自身の影響力を利用して親族や特定の関係者のために個人的利益をはかることを防ぎ、断固として特権思想や特権的作風に反対する。