(49)社会矛盾を効果的に予防し解消できるよう体制を革新する。重要な政策決定が社会の安定に与えるリスクの評価システムを整備する。要求申し立て、心理的ケア、矛盾の調停処理、権益保障などの整然として滞りない仕組みを確立し、大衆の問題が反映され、矛盾が解消され、権益が保障されるようにする。
行政再議の体制を改革し、行政再議案件の審理の仕組みを整え、違法あるいは不当な行政行為を是正する。人民による仲裁、行政による調停、司法による調停が連動する作業体系を整備し、矛盾紛争を調停解消する総合的な仕組みを確立する。
投書・陳情処理制度を改革し、ネットで投書・陳情を受け付ける制度を実行し、大衆の合理的な要求申し立てを直ちに解決する仕組みを整える。法律と訴訟にかかわる投書・陳情は法治ルートに組み入れて解決し、法律と訴訟にかかわる投書・陳情は法律によって終結させる制度を確立する。
(50)公共安全体系を整備する。統一した権威ある食品・医薬品の安全監督管理機構を整備し、全プロセスをカバーする最も厳格な監督・管理制度を確立し、食品原産地のトレーサビリティー制度と品質表示制度を確立し、食品・医薬品の安全を保障する。安全生産管理体制の改革を深化し、潜在的リスクの徹底検査管理システムと安全予防・制御システムを確立し、重大または特に重大な安全事故を抑止する。防災・減災・救災体制を整備する。社会治安の総合的管理を強化し、立体化した社会治安予防・制御システムを革新し、さまざまな不法犯罪を法律によって厳格に防ぎ処罰する。
積極的利用、科学的発展、法律による管理、セキュリティー確保の方針を堅持し、法律によるネットワーク管理の度合いをさらに強め、インターネットの管理指導体制の整備を急ぎ、国のネットワークと情報セキュリティーを確保する。
国家安全委員会を設置し、国家の安全体制と安全戦略を整備し、国家の安全を確保する。