第12期全国政治協商会議第3回会議が3日、北京市の人民大会堂で開幕した。傍聴していた多くの駐中国使節と国際組織の駐中国代表は、今年の全国政治協商会議から「深い印象」を受けたと表明した。政治協商会議の独特な参政・議論の方法は、中国の全面的な改革の深化の中でより重要な役割を演じるようになった。
初めて全国政治協商会議を傍聴したデンマーク駐中国大使館副大使のLars BoLarsen氏は、「今年の両会(人民代表大会、政治協商会議)で、モデルチェンジを目にした。全国政治協商会議主席の兪正声氏の報告から、中国が経済を持続可能な成長に向けモデルチェンジさせようと取り組んでおり、政府も汚職撲滅に力を注いでいることが感じられた。中国はより透明で予測可能な政治環境を構築しようとしている。また中国共産党が昨年、法による国家統治を強調したが、これは非常に良いことだ。政治協商会議は中国のモデルチェンジ政策の制定において、より重要な役割を演じるようになった」と述べ、政治協商会議の中国の政策決定における役割を肯定的に評価した。
クウェート駐中国大使館の参事官は、「今年の報告は素晴らしかった。中国人の自国の未来の発展に対する考えを理解する一助になった。報告を聞いただけでも、中国の未来の発展に関する計画が素晴らしいことを感じた。これらの計画が実現されることを信じている」と話した。
リベリア駐中国大使館二等秘書のJudy Elious Nyangbe氏は、「本日の報告により、2014年の政治協商会議工作報告のどの取り組みが順調に完了したのかを理解することができ、また中国の2015年の取り組みに対する新たな期待が生まれた」と語った。
ベルギーの国際労働機関の中国・モンゴル局長のTim De Meyer氏は、「政治協商会議がより広く声を反映することが望ましい」と表明した。
Judy Elious Nyangbe氏は、「国家政策の制定において、民主を実現する形式は多種多様である。政治協商会議には独特な強みがあり、異なる民主党派と各業界を広く代表した。これには西側諸国の方法と異なる点があるが、重要な意義を持っている」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年3月5日