島影均氏:外国人記者への中国の開放度は高まっている

島影均氏:外国人記者への中国の開放度は高まっている。 島影氏はかつて日本北海道新聞社の記者として中国に駐在していた経験を持つ。島影氏によると当時は、「記者会見は少なく、外国人記者の取材は難しく、新華社による記事を出すしかなかった」…

タグ: 外国人記者 代表大会 政治協商会議 真実の中国

発信時間: 2015-03-03 10:18:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

全国両会(政治協商会議、人民代表大会)を目前にひかえ、中国網は、「外国人が見る中国」の両会特別編を企画し、外国人記者と外国人専門家、外国人留学生の3者を招き、両会に対する見方をそれぞれに語ってもらうことにした。今回のゲストは、「人民中国」雑誌社に勤める日本人専門家の島影均(しまかげ・ひとし)氏である。

忙しくなった外国人記者

島影氏はかつて日本北海道新聞社の記者として中国に駐在していた経験を持つ。島影氏によると当時は、「記者会見は少なく、外国人記者の取材は難しく、新華社による記事を出すしかなかった」。1989年には総理に面会し、質問のチャンスを得たこともある。「北方四島」に関する質問をした当時の情景を、島影氏ははっきりと覚えているという。

島影氏によると、以前、中国に駐在する外国人記者ができることは限られ、仕事は比較的楽だった。だが中国政府が情報公開を進める現在、外国人記者の取材範囲は広がり、記者は毎日忙しく働いている。「中国の開放は広がっているが、日本や米国など先進国では記者の取材に対する制限がますます厳しくなっている」と島影氏は指摘する。

島影氏は、中国メディアによる「両会」という呼称は「混乱をもたらす」と主張する。「『両会』と言うと、2つの会議が同等のものという印象を与える。海外メディアは分けて報道している」。島影氏は、「全国人民代表大会」と「中国人民政治協商会議」はまったく異なる概念であり、一緒にすべきではないと考えている。

両会の注目点

島影氏は、もしも自分が中国の人大代表または政治協商委員なら、大気汚染や工業化による水汚染、高齢化の問題に取り組むだろうと語る。もちろん中日関係の行方にも関心を持っている。こうした問題は両会において適切な注目を受け、解決を得るべきだと主張する。

「真実の中国」を世界に伝えたい

島影氏によると、日本メディアはしばしば、中国が危険な国だという誤解を人々に与えており、真実の中国を伝えているとは言えない。想象に頼った中国報道により、多くの日本人は中国の実情を知ることができず、中国の発展状況に懐疑的な態度を持ち続けている。

島影氏は帰国後、文章や書画、中国現代文学の翻訳などで日本人に中国の実状を伝えたいと考えている。日本の人々に訴えたいのは、「皆さんの考えている中国は私に見える中国とは違う。信じられないなら自分で中国に来て見てみなさい」ということだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月3日

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