今年(2009)の上半期に、四川省汶川大地震によってもたらされた150万人以上の失業者のうち、138万人はすでに新たに就職し、これは震災による失業者総人数の90%以上を占めるものである。
四川省労働・社会保障庁の統計データによると、昨年の汶川大地震は四川省に計152万4000人の失業をもたらした。そのうち、37万2000人の都市部の人たちが職を失い、115万2000人の農業従事者は収入源を失った。
地震発生後、被災地区の都市と農村の勤労者たちのできるだけ早くの就業の実現を促すため、四川省は速やかに一連の災害後の復旧と再建をサポートする就業政策を公布し、その中には公益的職場を開拓し、企業の就業吸収を奨励し、個人経営の従事と柔軟な就業を奨励し、被災地区の勤労者の登用を奨励するなどが含まれている。
このほか、四川省は都市部の登録失業者、災害によって耕地、林地などの生産基盤を失った農業従事者、災害のためもとの居住地に戻ることができなくなった農業従事者などを就業の難しい人員として就業援助の範囲に組み入れるとともに、被災地区の「ゼロ就業」の家庭で少なくとも1人が就業を実現することを優先的に保障している。
今年の上半期、四川省全体では1282戸の「ゼロ就業」の家庭に協力して少なくとも1人に就業を実現させ、「ゼロ就業」の家庭をなくす目標は動態的に見て基本的に実現した。
政府の災害後の復旧・再建をサポートする一連の就業政策は被災地区の企業の生産の回復を力強くサポートすることになった。
「チャイナネット」 2009年8月27日