新疆ウイグル自治区(以下、新疆と略)は国際自然医学界によって認定された世界の五大長寿地域の1つである。最新の統計データによると、新疆の80歳以上の高齢者は20万3592人で、そのうち百歳の高齢者は1211人となっている。
1987年の記録によると、その時の新疆の百歳のお年寄りの人数は865人で、中国の老齢学学会の評議で選出された2008年の中国の男女長寿老人10人の中で、新疆は6人を占めた。これらの長寿老人の中で、男性と女性の最も年長者はいずれも新疆の人――カシュガル地域ゼプ県の121歳のサディック・サウティさん(男性)とウルムチ市の118歳のメホブ・ズハンさん(女性)である。
新疆南部地域のカシュガルとホータンはすべて「長寿の里」と高く評価されている。370万の人口を擁するカシュガル地域には、百歳のお年寄り604人もいる。ホータン地域ユィテン県のライスゥ村では、村全体の人口総数は2543人で、90歳以上のお年寄りは16人、百歳のお年寄りは7人である。
調査によると、新疆の百歳のお年寄りは少数民族が多数を占め、男女の比率はほぼ同じである。そのほとんどは農村で暮らし、長年肉体労働にたずさわってきた。お年寄りの飲食と生活習慣は長寿の秘訣である。同様に、生活水準の向上と医療条件の改善も新疆の長寿老人の人数増加の重要な原因の1つである。現在、新疆では60歳以上の老齢人口は203万人にのぼり、そのうち政府の高齢補助金を享受しているものは1万307人である。
「チャイナネット」 2009年9月2日