07年1月、米国の展覧会に出展されたハイアール製のフラットテレビ
(9)研究開発費はGDPの1.52% 科学技術が大きく発展
科学技術は、経済・社会の発展を支えるパワーとなる。国家統計局の報告によると、中国成立以来、科学技術への投資は不断に増加し、科技事業は不断に成果を上げてきた。研究と実験の発展のために中国で使われた費用は08年、4570億元に達した。GDPに占める割合は1991年より 0.87ポイント高まり、1.52%にのぼった。
科学技術の成果も次々と上がっている。改革開放前には、原子爆弾や水素爆弾の開発に成功し、人工衛星の打ち上げにも成功した。ここ最近では、有人宇宙船「神舟七号」の飛行に成功し、中国の宇宙技術の発展にとっての大きなニュースとなった。スーパーハイブリッド米の開発も進み、中国のコメ生産量を高め、食糧の安全保障に大きな役割を果たしている。
(10)国民の平均寿命が35歳から73歳に 公共衛生システムがほぼ形成
健康は、人間が全面的に発展するための土台となる。国家統計局の報告によると、中国成立当初、農村では医者や薬が不足し、人々の健康レベルは低かった。だが成立60年以来、中国の都市部と農村部をカバーする公共衛生システムは徐々に整い、人々の健康レベルは不断に上がってきた。
中国人1000人当たりの病院・診療所のベッド数は08年末、発展途上国の中等高レベルの2.8床に達した。この数字は1949年当時、0.15床に過ぎなかった。国民の平均寿命も1949年の35歳から05年の73歳に上がり、同等の経済発展レベルの国ではトップレベルにある。
「人民網日本語版」2009年9月8日