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趙啓正・政協第11期全国委員会第2回会議報道官
発信時間: 2009-02-19 | チャイナネット

趙啓正報道官の姿:

 第11期全国政協の記者会見 趙啓正報道官が初デビュー

中国的政治协商制度是很有中国特色的,也就是说在外国的多数国家没有政治协商会议的机构

 

趙啓正氏 チャイナネット単独取材に回答(前編)

趙啓正氏 チャイナネット単独取材に回答(後編)

 

               略歴

 男。漢族。1940年1月生まれ。北京出身。63年に仕事に従事。79年に中国共産党に加入。原子力工業専門家、研究員、高級エンジニア。 上海市副市長、中国共産党対外宣伝弁公室主任、国務院新聞弁公室主任などを歴任。今は中国人民大学新聞学院院長、政治協商会議第11期全国委員会外事委員会主任を担当。2009年3月に開催される政治協商会議第11期全国委員会第2回会議で報道官を担当することになっている。

 外国メディアから「浦東の趙」とか「中国政府広報の総領事」「中国屈指の論客」「中国のイメージ大使」と呼ばれる。

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主な見解

 報道官制度について

記者会見は適時に内外世論を誘導する有効な方法 

(全国報道官養成班での講演の抜粋 03年)

 

国務院新聞弁公室の毎回の記者会見に参加する記者は100人前後に上り、ほとんどの参加者は1本の長いあるいは短いニュースを自社に送信できる。先ごろ、独雑誌「モルゲンストルン」の北京駐在記者が同社の会長を伴って弁公室を訪れた際、彼らは「各省庁の大臣が次々に会見に出席し、しかも中継され、これは非常に独特で、容易なことではなく、多くの国はこれほどうまく行っていない」と話していた。また「欧州では、かなり重要な情報でなければ、またイラク戦争でなければ、生放送することはない。敢えて生放送するというのは、自信があることを物語っている」とも語った…

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 対外交流について

中国人の眼に映る米国と米国人

(ワシントン全米記者クラブでの講演の抜粋 00年8月30日)

 

 中米両国が交流を始めて現在まで、およそ220年たつが、中国語を学び始めたばかりの米国人は、中国語の「美国」という2文字の意味が字面からみると「美しい国」である、と気づいていぶかっているようだ。もちろん、私たちはここで複雑な語源論を議論するつもりはない。実は、中国人が太平洋の彼方に広大な国である「The United States」があると知ったばかりの時だが、十を超える訳し方があったが、最終的に「美国」に定めることにした。それは最も素晴らしい中国式の名前であり、米国を理解していない中国人は自然、好感を持つことができた…

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 人権について

洞穴の仮相の中」に陥る人たち 

(国際シンポ「21世紀への世界の人権」閉幕式での演説の抜粋 98年10月21日)

 

 西側の一部の人が政治化、イデオロギー化された眼で人権問題を見ようとし、また一種の社会制度を人権の化身だと見ようとし、その他の社会制度や発展のモデルを人権侵害の表れだと見なしているがために、総じて共産党が指導する中国を反人権の国だと想像しているところにある。こうした思考方法は、彼らを英国の哲学者のフランシス・ベーコンが言う「洞穴の仮相の中」に深く陥らせることになる。固有の「洞穴」に覆われているため、彼らは中国の人権に関する実情を正しく認識することができず、中国の前向きな変化や発展を見て取れず、ひいては中国が人権を促す努力さえ人権侵害の表れと誤解してしまうのだ…

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警句録

(在北京日本人記者茶話会での講演 00年11月2日)

私が上海で副市長をしていた時だが、訪問したブッシュ大統領に浦東開発の模型について、レーザー・インジケーターを使って説明しようとすると、彼はこのインジケーターはよく知っている、パウエル国防長官がこれを使って湾岸戦争の戦法を説明してくれたことがある、と言った。私はブッシュ大統領に、パウエルとは大きな違いがある、私が指差したビルはどれもが成長するものであり、パウエルが指差したビルはどれもが爆破されるものだ、と。

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趙啓正への評価

◆楊正泉:中国人権発展基金会常務副会長・中国人権研究会副会長

趙啓正の講演、談話、文章はいずれも鮮明な個性を持ち、それが彼の芸術的特色となっている。それは経歴と関係がある。98年4月、国務院新聞弁公室の主任に就いたが、それ以前は原子力物理を学んでおり、実際を重視し、科学を重視する学風を身につけていた。後に、長年にわたって上海市副市長と浦東新区管理委員会主任を勤め、毎日、外国の各界人士と交流し、国際活動に参与し、実際的な対外宣伝の仕事をした。彼は外国人を熟知しており、外国人との交友を好み、また長けており、話は実務的で、いかに効果的に彼らと対話するかを心得ていた。敏捷に反応し、相手の話しの要点をすぐに捉え、返す切り口を正確に探し出し、相手が最も受け入れやすい方法で対話をする。彼は一種独特の「飛躍的」な思考方法を持ち、最も重要かつ最も特色ある事実を捉えることがうまく、最も必要かつ最も話すべきことを話し、範囲の広さは求めない。彼はイメージ思考や逆方向思考に長けている。言葉の表現には含蓄があり、簡潔で明快、ユーモアに溢れ、自分の言葉を話すのを好み、官僚的な言葉や常套句は非常に少なく、決まった表現方法も少なく、容易に相手を説得させて感動させる。こうした特色が上記の談話の中に多少見られる。彼の言葉はまるですらすらと出てきたかのようで、リラックスして自由自在であり、表現は軽くとも、その背後にむしろ重みがある。話しをするたびに深く構想し、大量の資料を収集して確認し、推敲を繰り返す。彼は勤勉な人であり、多年にわたって大量の資料カードを蓄積し、個人のデータバンクを持っている。

                                     その他

 

 

   「チャイナネット」資料 2009年3月

 

 

 

 

 

 

 
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