米「ニューズウィーク」:米国の官吏、アナリスト、メディアは、昨年12月に開かれたコペンハーゲン気候変動会議での中国の態度は傲慢だと見ている。温総理はオバマ米大統領などの国家トップや首脳が参加する重要会議への出席を拒んでおり、各方面では失望や驚きの声が上がっている。これについての回答は。また、コペンハーゲン会議のプロセスについての考えは。
温総理:中国には「人或加訕、心無疵兮」という古語があるが、真相をはっきりさせる機会をくれた記者の方にまず感謝したい。コペンハーゲン会議の開催前日の昨年12月17日、デンマーク女王は夕食会を主催し、その席で私はある欧州国のトップからその晩に一部の国が参加する会議があることを伝えられ、資料を受け取った。そこには中国の名前も書かれていた。何の通知も受け取っておらず、非常に驚いた。
このとき、ある新興国のトップが緊急に話したいことがあるということで面会を求めてきた。彼もある欧州国のトップからその晩の会議に関する通知を受け取っていた。私は彼に通知を受け取っていないことを伝え、滞在先に戻り中国側の関係者に調べさせたが、やはり通知は受け取っていなかった。そこで、私は次のことを決めた。1つは会議の秘書に問い合わせること。2つ目は楊外相に米国のクリントン国務長官に電話で真相を伝えてもらうこと。3つ目は、通知は受け取っていないが、外交部の何亜非副部長を会議に出席させることだ。
あの時、オバマ大統領がまだコペンハーゲンに到着していなかったことをここで説明したい。何亜非副部長は会議に出席し、まず中国政府を代表し、自身が「招かざる客」であると抗議した。
なぜ中国に通知しなかったのか。未だに何の説明もなく、謎は残ったままだ。
「チャイナネット」 2010年3月14日