元国家発展改革委員会副会長、中国全国政治協商会議の王金祥委員は、6日、北京で「中国は、ハイテク産業を中心とする戦略的新興産業の発展に積極的に取り組んでいるが、強化されるべきところはまだある」と指摘した。
これは、政治協商会議年次総会の記者会見で述べられたものである。王委員は「2010年、中国のハイテク産業の生産高は7兆6000万ドルで、世界2位に踊り出た。また、ハイテク製品の輸出額も4160億ドルに達し、世界トップとなった。このことから、中国のハイテク製品の製造は世界で非常に重要な地位にあると言える」とし、中国のハイテク産業の好調ぶりを強調した。また、「中国は、核心的な技術、自主開発の力が弱い。それに、製品の付加価値が低い上、成長もバラバラである」と指摘した。
政府の取り組みについて、王委員は「国務院は2010年10月に、国の戦略的新興産業の支援について、重要な決定を行った。戦略的新興産業は、産業構造の高度化と経済発展方式の転換によって、重要な地位を占めるに違いない」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より2011年3月6日